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編集者という病いの人気アイテム

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編集者という病い [ 見城徹 ]のレビューは!?

40代 男性さん
久しぶりにおもしろい本を読みました。 筆者は、長年角川書店の編集者として、数々のヒット作をアシストし、42歳の若さで取締役編集部長となる。しかし、角川春樹社長がコカイン疑惑で逮捕された際、社長への辞任要求に賛成票を投じ、自らも退職し、幻冬舎を設立する。幻冬舎は、新興出版社でありながら、次々にヒット作を世に送り出し話題をさらった出版社である。郷ひろみが二谷友里恵との離婚について書いた「ダディ」を離婚の発表と同時に発売し話題をさらった出版社といえばピンと来る方も多いだろう。 尾崎豊、坂本龍一、松任谷由美、石原慎太郎、村上龍らとの魂をぶつけあっての付き合い方は、ほんとうに壮絶であり大変なエネルギーを必要としそうだが、一流の人々とのこうした付き合いから得られるものを考えると、とてもうらやましい話である。 しかし、尾崎豊の話はすごい。あまりにも才能に恵まれすぎると、こうなってしまうのだろうか。 筆者はこの本を作るにあたり、これまで魂をぶつけ合ってきた数々のアーティストや作家とのつきあいと同じように、読者に対してもその熱い魂をぶつけようと覚悟したに違いない。自分のコンプレックス、女性感、死生観すべてさらけ出して、己の存在をぶつけてくる。苦しみながら充実した人生を歩むその姿が、はっきりと見える本である。

年齢不詳さん
非常に個性が強い作家との生臭いやりとりと、著者が独立開業するまでの赤裸々な表現で綴られた一冊です。著者の男性としてのこだわりと言うか、猪突猛進な性格が印象的です。